着物のお手入れ|甚目寺観音東 創業70年 呉服の葵

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甚目寺観音東 創業70年 呉服の葵


着物のお手入れ

着物のお手入れ

着用後すぐ

着物の陰干し

着物を脱いだら、必ずハンガーにかけて、3時間~丸1日陰干しします。

脱いですぐにたたんでしまうと、体温や湿気を含んでいるので、カビや黄ばみの原因となります。

 

シミや汚れのチェックをしましょう。シミや汚れがあったら、水で硬く絞った布で叩いてみてください。それも落ちない場合は、無理にこすったりせずに、プロにご相談ください。

 

半襟は一番汚れますから、外して叩き洗いをします。陰干しして、アイロンをかけておきましょう。※正絹の半襟は、水でぬらすと縮んでしまいますので、プロにご相談ください。

着物のたたみ方

着物をたたむ

レンタルの着物でも、ご自分の着物でも、収納する時はきちんとたたみましょう。

着物のたたみ方は、ちょっと難しいですが、コツを覚えてしまえば大丈夫。キレイな長方形にたたみましょう。

■こちらの動画が分かりやすいです。〔美しいキモノ公式チャンネルより〕


着物の収納

たとう紙に包んで収納

きれいにたたんだら、和服用のたとう紙に包んでから収納します。

収納場所は、桐のタンスや桐の衣装箱が理想ですが、最近は着物用の収納BOX等も市販されています。


【収納する時の注意】

①ウール製品と一緒にしない…ウールは虫が好むので、一緒に保管すると巻き添えを食ってしまうことがあります。

②虫干しをする…年に2回は、晴れた日の風通しの良い場所で陰干ししましょう。長期間しまいっぱなしにするとカビの原因となります。

③防虫剤は1種類だけ…違う種類の防虫剤を一緒に入れると、成分が化学反応を起こし、シミや変色の原因となります。

シミや汚れ

着物の染み抜き

シミや汚れを見つけたら、きちんと落としてから収納しましょう。

特に、シーズン終わりでしばらく着ない場合は、キレイにしてから収納してくださいね。

 

ポリエステルの生地でしたら、ご家庭で洗うことができます。それ以外の生地は、水にぬれると縮んだり生地を傷めてしまう場合がありますので、必ずプロに相談してください。

 

着物のお手入れのプロの事を「悉皆屋(しっかいや)」と呼びます。

呉服の葵では、古くからお付き合いのある、信頼できる悉皆屋さんをご紹介しています。

着物のアイロンがけ

着物のアイロンがけ

収納していた着物を着ようとしたら、しわが気になる…。

その場合は、アイロンをかけましょう。

 

アイロンの温度は「中」

必ず、あて布(白い木綿)をする

しわのある箇所の裏面からアイロンをかける

それでもしわが取れない場合は、表からかける

刺繍や金箔の部分は避ける

 

正絹は、水にぬらすと縮んでしまうので、アイロンのスチーム機能はNGです。しわが取れない場合は、あて布に霧吹きして、着物に直接かからないように注意してください。

 

アイロンは軽く抑える程度で、素早く常に動かしながらかけましょう。

小物などのお手入れ

和装小物のお手入れ

足袋…水洗いして、形を整えて陰干しします。

 

腰ひも・帯揚げ・帯締め等の小物…風通しの良い部屋で陰干しをしてから収納する。

 

履物…風通しの良い部屋で陰干しをする。雨の日や足元の悪い日に履いた場合は、裏面もしっかりと乾かしてください。

エナメルや合皮製の物は、専用のクリーナーで拭いた後に乾拭きします。布製の場合は、柔らかいブラシや刷毛で埃を落としましょう。


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